映画『ダッシュカム』

7.14 全国順次ロードショー

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TRAILER

COMMENT

なんなんだよ、
クソ、最悪だ。
一瞬も目が離せなかった。

- 呂布カルマ(プロラッパー)

これはマジで凄い。
想像の遥か上を行く
超パワー型POV ホラーだ

- 人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)!!

俺は待っていた!
映画史に残る
この最高に
イカれたヒロインを!

- 佐々木勝己
(『真・事故物件』シリーズ監督)

スリルと悪趣味のカオス。
興奮しすぎて笑いが止まらない!

- レイナス(ホラー通信)

おったまげた!いまだかつて、ここまで激しく迷惑なファイナル・ガールがいただろうか?
神に嫌われし女“アニー・ハーディ”は映画史上、最高にイカれたヒロインだ!ぶっ飛んでるね!
態度はデカくて、思想も強い!そして何より、襲い来る怪異よりも彼女が一番怖い!
だが、悪びれず、反省せず、悪態をつき続けるアニーこそが、今を生き抜く術なのだ!
俺は待っていた!映画史に残るこの最高にイカれたヒロインを!
アニー・ハーディを見くびるなよ!

- 佐々木勝己(『真・事故物件』シリーズ監督)

INTRODUCTION

POV映画の新境地に挑んだロブ・サヴェッジ監督
(『ズーム/見えない参加者』)からの挑戦状。
この感覚についてこられるか?

STORY

ロサンジェルスの街を車で流しながら、視聴者からチャット欄に寄せられるコメントを即興でもじり過激なラップを披露するライブ番組「バンド・カー」を配信するミュージシャンのアニー(アニー・ハーディ)。コロナ禍ロックダウンの息苦しさにうんざりし、アメリカ脱出を決意。かつてのバンド仲間でイギリスに住むストレッチ(アマル・チャーダ=パテル)をアポなし訪問する。今や配達員として生計を立てる彼と同居の彼女を散々茶化したうえに、気まぐれで車を拝借したアニーは、大金につられて奇妙な“配達依頼”を受ける。それは想像を絶する恐怖の幕開けであった。

アニー・ハーディ

ANNIE HARDY

アニー・ハーディ役

12歳のときに初めてギターを手にし、ミュージシャンを志す。ロス移住後に出会ったマイカ・カラブリースと二人でポスト・グランジバンド、「ジャイアント・ドラッグ(Giant Drag)」を結成し、ソングライター、リードボーカル、ギタリストとして活動。パンチの効いたパフォーマンスは世代を超えて支持され、英音楽誌NMEが毎年「音楽界のイケてる人物50人」を選出する「クール・リスト」に選ばれたこともある。シェル・シルヴァスタインの絵本『おおきな木』を基にしたスパイク・ジョーンズ監督SF短編映画『アイム・ヒア(I’M HERE)』(2010)で俳優デビュー。初の長編主演作となった本作では「アニー」のキャラクターに肉づけをし、サヴェッジ監督らと共に唯一無二の“ファイナルガール”を誕生させた。作中のライブ配信番組「バンド・カー(Band Car)」はアニーが実際にホストを務めていたストリーミングのスタイルをほぼそのまま採用したもの。彼女の異才ぶりにジェイソン・ブラムも惚れ込んでいる。

アマル・チャーダ=パテル

AMAR CHADHA-PATEL

ストレッチ役

グリンダ・チャーダ監督(『カセットテープ・ダイアリーズ』(2020))の英コメディ映画『It's a Wonderful Afterlife』(2010)で本格的に俳優としての道を歩み出す。2012年に幼なじみと結成したエレクトロニックトリオ「ストロング・アジアン・マザーズ(Strong Asian Mothers)」でのパフォーマンスは、後の俳優活動の重要な礎になったという。英の人気シンガー、ジョージ・エズラの大ヒット曲「ブダペスト」(2014)に出演するなど幅広い分野で活動する。その後、19世紀ロンドンを舞台にした英シットコム『YEAR OF THE RABBIT』(2019)で刑事部長を演じてブレイク。Disney+配信のドラマ『ウィロー(WILLOW)』(2022)では、“大導師”ウィローと共に王子救出に向かう囚人ボーマンを演じて好評を博した。2023年には渡辺謙も出演するギャレス・エドワーズ監督の最新作『True Love(原題)』が全米公開予定。また同年にAmazonプライムビデオで配信される大坂なおみやエマ・ラドゥカヌのキャリアに着想を得たスポーツドラマ『Fifteen-Love(原題)』にも出演している。愛読書はカズオ・イシグロの『忘れられた巨人』。

アンジェラ・エナホロ

ANGELA ENAHORO

アンジェラ役

本業はピラティスのインストラクター。アンジェラ役として「一見、か弱そうに見えながら、もの凄いパワーを秘めている中高年の女性」を探していたサヴェッジ監督に、彼女と同じマンションに住んでいた監督の友人が紹介。オーディションで監督の要求するさまざまなポーズを柔軟な身体で見事に決めてみせ、この非常に難しい役を手に入れた。演技経験はなかったものの、監督と同じ完璧主義者で、常に「さらに上」を求める熱意は現場の意欲を高めたという。その鋭い眼光や生身の肉体だからこそ表せる“異様な”身体表現は、本作をPOV映画としての次のステージへ押し上げた。

監督・脚本:

ロブ・サヴェッジ

ROB SAVAGE

少年時代はグラフィックノベル作家に憧れ、コミック版『ウォーキング・デッド』イラストレーターのチャーリー・アドラードに師事するが、『AKIRA』を観て映画制作に目覚め、ポケットサイズのビデオカメラで撮影を始める。17歳で脚本、監督、撮影、共同制作、編集を務めた長編映画『Strings』がローマ映画祭などの権威ある国際映画祭で上映。同作品は後にヴァーティゴ・フィルムズ(Vertigo Films)によって英国映画協会(BFI)からリリースされた。2011年SF短編『Sit in Silence』でBFIフューチャーフィルム賞(BFI Future Film Award)に輝くなど、短編映画で数々の受賞歴をもつ。2013年にはスクリーン・インターナショナル・マガジンが毎年行う「明日の英国スター(UK Star of Tomorrow)」に選出されている。コロナ禍の最中に完全リモートで撮影した『ズーム/見えない参加者』(2020)で一躍注目を浴び、ブラムハウス傘下で本作の制作に至る。この後にはスティーヴン・キング短篇「子取り鬼」の映画化『The Boogeyman(原題)』の公開が控えており、師と仰ぐサム・ライミとのプロジェクトも進行中。

共同脚本・製作総指揮:

ジェマ・ハーリー

GEMMA HURLEY

SFやファンタジージャンルの脚本執筆に興味を持ち、音響の仕事を引き受ける傍ら、コメディ劇の脚本を手がけてキャリアを積む。2018年には米国映画芸術科学アカデミーが才能のある新しい脚本家を奨励するために設立した国際的な脚本コンテスト「アカデミー・ニコル・フェローシップ(The Academy Nicholl Fellowships in Screenwriting)」で女性作家トップ10の一人に選ばれた。監督のロブ・サヴェッジとは友人関係にあり、二人でコーヒーを飲みながら悪魔祓いについての話をしていたことがきっかけで、『ズーム/見えない参加者』の脚本に参加することになった。2週間で書き上げたこの作品は飛躍的な成功を収め、本作でも引き続き脚本を担当、型破りヒロインの原型を創りあげた。Netflixティーンエイジホラードラマシリーズ『レッド・ローズ』(2022-)に脚本家として参加中。

共同脚本・製作総指揮:

ジェド・シェパード

JED SHEPHERD

ロブ・サヴェッジとは長年の友人。ポール・マッギャンを主演に迎えた短編ホラー映画『Absence』(2015)以来、『Dawn of the Deaf』(2016)、『Salt』(2017)、『ズーム/見えない参加者』、そして本作と、数々のサヴェッジ監督作品で共同脚本を務めてきた。『ダッシュカム』の脚本は、アニー・ハーディが主役に抜擢されるよりも前にほぼ書き上げていたが、従来とは違う主人公像を求めていたサヴェッジを彼女のショーに連れて行ったことが大きな転換点となった。サヴェッジ監督曰く「『ダッシュカム』と同じ世界線にある」、ヴァネッサ&ジョセフ・ウインター監督のストリーミングホラー『DEADSTREAM』(2022)には俳優として出演。実写ホラーゲーム『Ghosts』を制作するなど、マルチに活動中。サヴェッジ監督の次回作とされるスタジオカナル制作の刑務所脱獄ホラー『The Conjuring Behind Bars(原題)』ではプロデューサーを務めている。

プロデューサー:

ジェイソン・ブラム

JASON BLUM

ブラムハウス・プロダクションズの創設者ならびにCEO。父親はアンディ・ウォーホルの個展を西海岸で初めて開いた有力なアートディーラー、母親はニューヨーク州立大学パーチェス校の美術史教授。子ども時代は美術にどっぷり浸かって過ごす。学生の頃から起業家精神が旺盛で、ヴァッサー大学卒業後はワーナー・ブラザーズで独立プロデューサーとして活躍する。初プロデュース作品は大学時代のルームメイト、ノア・バームバックの初監督作品『彼女と僕のいた場所』(1995)。ハリウッドの重役たちに送った脚本に、家族の知人であったコメディアンで俳優のスティーブ・マーティンからもらった推薦コメントを添えるという技で資金を調達し、制作にこぎ着けた。2000年に設立したブラムハウス・プロダクションズは、高品質のマイクロバジェット映画の制作を専門とする。複数のロケ地を使わないなど絞るところは絞る代わりに、予算の範囲内ならば監督に完全な創作権を与える方式でスタジオ映画制作の新しいモデルを開拓した。2014年にはAIDSパニックに揺れる90年代のニューヨークで病気への偏見を取り除こうと奮闘するジャーナリストを描いたドラマ『ノーマル・ハート』制作でエミー賞を受賞。どのプロダクションも名乗りを上げなかった『ゲット・アウト』を手がけるなど、革新的な作品へ果敢に挑戦する姿勢がブラムハウスの魅力となっている。ホラー映画をこよなく愛し、その物語性を知らしめることが制作の原動力になっているという。好きなイベントはハロウィン。

プロダクション:

ブラムハウス・プロダクションズ

BLUMHOUSE PRODUCTIONS

ジェイソン・ブラムが2000年に設立した映画及びテレビ制作会社。2007年に15,000ドル(約202万円)で制作されたオーレン・ペリ監督『パラノーマル・アクティビティ』が全世界で1億9,300万ドル(約252億円)以上の収益を上げ、瞬く間にその名を轟かせる。同作は看板作品となり、2021年までにシリーズ8作目まで制作されている。ジェームズ・ワン(『インシディアス』シリーズ、『M3GAN/ミーガン』)、リー・ワネル(『インシディアス』シリーズ、『透明人間』)、ジェームズ・デモナコ(『パージ』シリーズ)、M・ナイト・シャマラン(『ヴィジット』、『ミスター・ガラス』他)、マイク・フラナガン(『ウィジャ ビギニング~呪い襲い殺す~』他)、ジョーダン・ピール(『ゲット・アウト』)、クリストファー・ランドン(『ハッピー・デス・デイ』シリーズ、『ザ・スイッチ』他)、ジェフ・ワドロウ(『ファンタジー・アイランド』他)、スコット・デリクソン(『ブラック・フォン』)などと組み、主にホラーの分野で次々にヒットを飛ばしてきた。若い才能の発掘に熱心であることでも知られ、自プロダクションでの抜擢のみならず、イーライ・ロスらが立ち上げた次世代モンスター短編映画を配信するYouTubeチャンネル「Crypt TV」を支援している。他方、ダミアン・チャゼル監督『セッション』(2014)、スパイク・リー監督『ブラック・クランズマン』(2017)などドラマ作品も手がけており、両作品ともオスカーで賞を獲得している。世相を察知し、根底に巣くう問題を取り上げるような作品を数々制作しており、そこにアメリカ社会の縮図が見てとれると言えよう。

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